陸奥湾ホタテ漁、大勢決す

2022年9月13日

陸奥湾産ホタテ水揚げ推移

 【青森】青森・陸奥湾のホタテ漁は、主力の半成貝に続き新貝の水揚げも大詰めとなり、今シーズンの大勢が決した。数量は半成貝が増産した一方、新貝、成貝は減産の見込みで、トータルでは前年並みとなりそうだ。一方、平均単価の上昇により水揚金額は前年を1割余り上回る見通しだ。

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 JF青森漁連によると、新シーズンが始まった今年4月から8月末までの水揚げは、半成貝が前年同期比4%増の約5万6100トン、新貝が4%減の9860トン、成貝が5%減の4300トン、稚貝を含めたトータルは2%増の7万583トンとなっている。

 4月からおおむね7月までが漁期だった半成貝は、当初計画(4万9500トン)に対しても1割余りのプラスとなった。県漁連では資源状況が順調だったことに加え、「思った以上に生育がよかった」ことを増加要因に挙げている。

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