遠洋航海実習生、マリアナ海域へ出航 

2021年11月26日

漁業高等学園の実習生徒を乗せて焼津港を出港する実習船・やいづ

次代の漁業後継者を育成している静岡県立漁業高等学園(羽田好孝園長)の第52期生22人が県立焼津水産高校の実習船・やいづに乗船して19日、焼津港から南太平洋マリアナ海域へ約1か月の遠洋航海実習に向かった。

 今年4月に入学した同学園・総合漁業科の航海専攻10人、機関専攻12人の計22人の生徒と指導教員2人がやいづ(佐藤祥船長、559トン)に乗り込んだ。同船は鹿児島湾・黒神町の餌場で活餌を積み込んだあと、一路実習を行うマリアナ海域に向かう。生徒は漁業現場で即戦力となるように船舶の運航技術、機関運転技術や漁場探索、カツオ一本釣り、漁獲物処理・保存の漁労技術、航海・機関の当直などを体験、習得して12月15日に焼津港へ帰港する予定。

 出航式が焼津港内港で学園教職員、生徒の保護者や水産関係者が出席して行われた。羽田園長が、「乗船実習は学んできた知識や技術を洋上で試す絶好の機会である。君たちは卒業後、[....]