焼津水高実習船「やいづ」が実習航海へ

2018年5月16日

焼津港を出港する実習船「やいづ」

 静岡県立焼津水産高校の生徒34人が9日、同校の実習船・やいづ(559トン)に乗船して、伊豆諸島東方海域での約3週間にわたる航海実習に向けて焼津港から出港した。
 実習に臨むのは、海洋科学科・機関コースの3年生20人(うち、女子1人)と専攻科・航海工学科1年生14人(航海10人、機関4人)。生徒は教官や乗組員の指導を受けて、船内で共同生活を送りながらビンナガマグロ・カツオ一本釣り、海洋観測、生物調査や航海術、機関術などの実習に励む。
 出港前に焼津港新港の焼津魚市場解凍売場・鮮魚売場で、全校生徒や保護者、来賓ら600余人が出席して壮行式を行った。古木正彦校長が「船舶技術の取得、カツオ一本釣り、集団による船内生活など、この乗船実習が諸君の未来を切り開き、国民の期待を担うことを自覚してほしい」と実習生徒を激励。来賓の小野田裕之県教育委員会高校教育課長、生徒会長の高橋大和さんが期待の言葉を掛けた。[....]