第51期生16人、遠洋航海実習へ/静岡県立漁業高等学園

2021年1月20日

漁業高等学園の実習生を乗せて焼津港を出港する実習船・やいづ

 次代の漁業後継者を育成している静岡県立漁業高等学園(羽田好孝園長)の第51期生16人が県立焼津水産高校の実習船・やいづに乗船して13日、焼津港から南太平洋マリアナ海域へ約2週間の遠洋航海実習に向かった。

 昨年4月に入学した同学園・総合漁業科の航海専攻7人、機関専攻9人の計16人の生徒と指導教員2人がやいづ(佐藤祥船長、559トン)に乗り込んだ。同船は餌場(兵庫県姫路市・家島)で活餌を積み込んだあと、一路実習を行うマリアナ海域に向かう。生徒は漁業現場で即戦力となるように船舶の運航技術、機関運転技術や漁場探索、カツオ一本釣り、漁獲物処理・保存の漁労技術、当直などを体験、習得して今月28日に焼津港へ帰港する予定。

 出航式が焼津港内港で学園教職員、生徒の保護者や水産関係者が出席して行われた。羽田園長が、「遠洋航海実習は、学園でしっかり学んできた知識や実習の成果を洋上で確かめるものである。[....]