静岡漁業高等学園生徒25人マリアナ遠洋航海実習へ

2019年11月28日

実習生とを乗せて焼津港を出港する実習船・やいづ

静岡県立漁業高等学園(青木一永園長)の第50期生25人が県立焼津水産高校の実習船・やいづに乗船して21日、焼津港から南太平洋マリアナ海域へ約1か月の遠洋航海実習に向かった。4月に入学した総合漁業科の航海専攻11人、機関専攻14人の計25人の生徒(15?27歳、県内出身11人、県外出身14人)と指導教員3人がやいづ(佐藤祥船長、559トン)に乗り込んだ。

 船は鹿児島県・鹿児島湾で活餌を積み込んだあと、実習を行うマリアナ海域に向かう。生徒は漁業現場で即戦力となるよう、船舶の運航技術、機関運転技術や漁場探索、カツオ一本釣り、漁獲物処理・保存の漁労技術などを体験、習得して12月16日に焼津港へ帰港。帰路に沖縄県・那覇港に寄港して上陸研修を行う予定だ。

 焼津漁港・新港の焼津魚市場解凍売場で学園教職員や生徒の保護者、県、焼津市、水産関係団体の代表らが出席して出航式が行われた。川勝平太静岡県知事が、「協調性、知識、技能に磨きをかけ、海のプロフェッショナルになってもらいたい」と激励した。[....]