2020年10月27日
北海道連合海区漁業調整委員会は23日、20日現在の道内秋サケ漁獲速報を発表した。全道の漁獲尾数は前年同期比6%増の1411万尾と、10月半ばからのペースダウンを反映し、前年に対するプラス幅が前回速報時点から縮小した。魚価は上昇基調で漁獲金額は22%増の303億円となった。
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10月中旬(11?20日)の漁獲は136万尾と、上旬(416万尾)の半分以下に減少。不漁だった昨年の同じ時期(10月中旬)を24%下回り、近年最低に沈んだ。
系統群別にみると、日本海が南部の好調さを背景に唯一前年を上回ったものの、主力のオホーツクが45%減と低迷したほか、根室、えりも以東、えりも以西も前年を下回り、漁獲ペースが一気に失速した。[....]