空からカキ養殖適地を探索、ドローン事業者が寿都町と締結

2020年5月12日

データを取得するドローン

 ドローンパイロットエージェンシー(株)(DPA、本社・東京都品川区、上野豪代表)は4月28日、北海道寿都町で同社初の水産案件として、カキ養殖の適地探索の事業に参画したと発表した。栄養豊富な河川水の拡散海域を空から特定し、効率よくカキを育てる。4月1日付で町と締結、事業には町の予算も活用される。

 寿都町の中心にある寿都湾は、サケなどの定置網のほかホタテやカキ養殖が営まれている。中でもカキは「寿かき」とブランド化し、1998年に本格販売を始めた。ただ、出荷期間は4月下旬から2か月程度と短く、道内の競合産地と比べ生産量は決して多くない[....]