2021年8月12日
商業捕鯨開始から3年目となった今年。科学的根拠に基づく、資源管理型捕鯨業が進められている。従来から続く調査のさらなる精度向上をはじめ、最新技術を駆使した調査などについてインタビュー、クジラ関連の話題も紹介する。
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日本鯨類研究所は6月、新たな鯨類調査手法の一つとして、調査船のデッキから安定した離発着が可能で、洋上の強風にも強靭な耐航性をもつ垂直離着陸自律型無人航空機(VTOL?UAV)「飛鳥・改四」を発表した。飛行距離で日本記録を達成した同機など、松岡耕二資源管理部門長に話を聞いた。
◇「飛鳥・改四」について。
◆松岡部門長/「飛鳥」は2019年から吉田崇情報管理チーム長を中心に開発を進めてきた機体です。6月に千葉・幕張メッセで開かれた第6回「ジャパンドローン」展で発表したVTOL?UAV「飛鳥・改四」は今年3月、北太平洋上で往復51キロの目視外自律飛行を達成した[....]