生ニタリ、仙台市場に入荷

2022年7月13日

久々の生肉入荷に買参人も興味津々

 商業捕鯨で限定生産されたニタリクジラの生肉が12日早朝、今年初めて仙台市場に入荷した。共同船舶(株)(所英樹社長)が需要喚起のために鯨種、上場地域を絞って実施する特別な取り組みで、通算6度目。買参人が「期待以上」とうなずく品質の高さと希少性が評価され、セリではどよめきや歓声が沸き起こる高値が連発した。

 上場品は赤肉1・6トンと尾肉540キロ。どれも共同船舶が所有する捕鯨母船・日新丸の生産品で、(株)仙台水産と仙都魚類(株)が半分ずつセリ売りした。卸担当者は「鮮度が抜群。色目も脂乗りも申し分ない」と高く評価した。[....]