復興支援・夢市が最終営業/東卸、一本締めで幕

2024年2月22日

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最後の営業を終えた「夢市」前で魚河岸恒例一本締め

 東京・豊洲市場の水産仲卸で組織する東京魚市場卸協同組合(東卸、早山豊理事長)が、場内の水産仲卸売場棟4階の「魚がし横丁」内に東日本大震災の被災地支援を目的に出店していた「三陸常磐 夢市楽座」のうち、復興支援店舗「夢市」が17日に最終営業日を迎えた。午後1時に店舗前に東卸幹部のほか、関係者らが集まって魚河岸恒例一本締めを行い、約8か月の取り組みが幕を閉じた。

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 物販エリア「魚がし横丁」の空き店舗を利用し設置した「三陸常磐 夢市楽座」は、常設PRブース「楽座」で被災3県の水産物の魅力を発信する一方、復興支援店舗「夢市」で被災3県の水産物を毎月第1・第3土曜日に期間限定で販売してきた。「魚がし横丁」は水産物販売がルール上できないエリアだが、特例として認められて一般観光客も場内で唯一、水産物を買える場として、被災3県の水産物を都内の消費者にアピールする場として活用されてきた。[....]