岩手サーモン生産量、前期比51%増の1804トン

2023年8月31日

生産拡大が続く岩手の養殖サーモン

 岩手県の養殖サーモン生産量が右肩上がりで増え続けている。本紙調査によると、盆前までに終えた今期実績は1804トン。倍増を果たした前期からさらに612トン、率にして51%増えた。旺盛な需要を追い風に増産への動きは加速の一途。来期は過去最多の約700トンを上積みして2500トンにまで拡大する見込みで、事業化わずか5年の〝新興勢力〟ながら全国有数の生産県へ躍進を遂げつつある。

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 本紙が県内5か所で養殖に取り組む事業者らに実施した聞き取り調査によると、今期のサーモン生産量はギンザケ1365トン(前期938トン)、トラウト280トン(227トン)、サクラマス159トン(27トン)で、合計1804トン(1192トン)だった。[....]