2024年1月23日
水産庁は19日、水産研究・教育機構と関係都道府県の研究機関が取りまとめた、サバ類2魚種・4系群の2024年漁期(7月~25年6月)資源評価結果を公表した。マサバ太平洋系群の生物学的許容漁獲量(ABC)は32.7万トンで、23年漁期の50万トンから35%も減少した。近年の漁獲量の少なさと、そのほかの指標値も加味して評価したところ、過去の評価が過大だったと判断されたためだ。
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親魚量の推定値は昨年度の評価時点で最新だった21年漁期が164・4万トンだが、今年度の評価では83・7万トンでほぼ半減している。22年漁期の親魚量は昨年度に186・1万トンと予測したが、今年度の評価は93・4万トンで半減した。
資源評価は外国漁船漁獲量も加味されている。系群の総漁獲量は38万トンの21年漁期に対し、22年漁期は23・6万トン(38%減)だった。[....]