大間マグロ未報告問題、枠の柔軟な運用も課題

2022年8月23日

 ■スシロー運営会社の調査阻まれる

 たった1年間で60トンもの未報告、つまり漁獲隠しがあったことを決して軽視してはいけないだろう。ほとんどは大間産とみられるクロマグロである。東京・豊洲市場に出荷される大間産クロマグロは年間200トン弱しかないことを考えれば、長い間かけて築いてきた大間ブランドを漁業者自身が壊してしまう危険をはらんでいる。 [....]