大泉市長も「おいしい」函館サーモン試食会

2023年6月15日

「函館サーモン」を味わう大泉市長(中央)、古伏脇社長㊨、冨原議長

 北海道函館市で「函館サーモン」(トラウトサーモン)の海面養殖試験に取り組むJF函館市漁協(函館市、瀧川久市組合長)・函館サーモン養殖部会と、加工・販売を担う(株)マルナマ古清商店(函館市、古伏脇隆二社長)は12日、市内の函館市国際水産・海洋総合研究センターで函館サーモンの今期の生産報告と試食会を行った。4月に就任した大泉潤市長も参加し、この日のために用意された函館サーモンの特製弁当を堪能、「おいしい。脂乗りもよく、上品な味わい」などと感想を述べた。

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 瀧川組合長や古伏脇社長のほか、函館国際観光コンベンション協会の森健二会長、函館国際水産・海洋都市推進機構の嵯峨直恆機構長らが出席した。

 試食会では函館サーモンのにぎり寿司やコンブ〆、ハラミの西京漬焼き、「チーズ和風揚げ」など函館サーモン尽くしの特製弁当が振る舞われ、地元選出の冨原亮北海道議会議員(道議会議長)は「これまではサーモンの脂が苦手だったが、(函館サーモンは)そのイメージがなく、新たな食味。今まで食べていたサーモンと違う」、森会長も「刺身、西京漬焼き、本当においしかった。後味がすっきりしている」とたたえた。

 函館サーモンは昨年11月から、函館漁港内に設置した大小3基のイケスで、2年目となる試験養殖が行われており、今年5月17日には第1陣として280尾が初水揚げされた。以降、毎週水揚げを行っており、この先、7月下旬までで計4000尾程度の水揚げを見込んでいる。試験1年目に比べると、生産量は10倍以上になる想定だ。[....]