大型船解禁1か月、サンマ商戦巻き返しへ

2022年9月21日

 サンマ漁は主力となる100トン以上の棒受網漁船が出漁してから1か月が経過した。依然、公海漁場での漁模様は不安定とされる一方、序盤に比べると道東などへの水揚量は上向き、小ぶりだった魚体にも改善がみられてきた。流通関係者からは今後の商戦巻き返しに向け、期待の声が上がっている。

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 漁業情報サービスセンター(JAFIC)の集計によると、8月のサンマ水揚げは低水準だった昨年同月のおよそ半分の400トン余りとスロースタートだったが、9月に入って上向き、根室・花咲を中心に数十トンから200トンの水揚げが持続。9月16日現在の累計水揚げは前年並み水準(約1800トン)まで挽回してきた。[....]