千葉・勝浦近海カツオ漁、今シーズン初200トン台

2022年5月9日

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勝浦港での水揚げ(6日)。手前のサイズは6?8キロと大ぶり

 初ガツオの季節になると近海一本釣り船の拠点港となる千葉・勝浦港で6日、今シーズン初となる一日200トンを大きく超える水揚げがまとまった。年明けから4月までは南方カツオ漁の不振から前年比95%減と記録的な不振にあえいでいたが、ここにきて好転。ピークの夏に向けて一気に巻き返す。

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 今春の生鮮カツオは九州方面からの漁が活発。一尾4?5キロの脂の乗りが良好なやや大ぶりのカツオがマーケットを潤していた。一方、勝浦は燃油高騰による漁船の探索能力の低下や「小さな群れはみえても餌を食わない」(JF勝浦漁協)状況でまとまった水揚げが続かず。漁業情報サービスセンター(JAFIC)運営の「おさかなひろば」の集計によると、1?4月の水揚げは113トン止まりで、近年最低だった2020年の同期間と比べても87%減と先行きが心配された。 [....]