三崎魚市場/生鮮本マグロ8.3トン、思わぬボーナスに

2021年4月14日

丁寧に本マグロの出荷作業を行う三崎市場関係者

神奈川・JFみうら漁協はこのほど、3月分の水揚げ月報をまとめた。その中で「思わぬボーナス」と目を引いたのが8・3トンの生鮮本マグロの水揚げ。中には200キロ近い本マグロもあるなど、冷凍マグロの水揚げでは全国に名が知れ渡っている三崎港でも大きな話題になった。

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 これらの本マグロを水揚げしたのは地元三崎港1隻、青森県・大間港2隻、千葉県2隻のひき縄釣り漁船。5隻が船団を組み、本マグロの来遊シーズンを迎えた伊豆諸島周辺海域で操業。数日おきに三崎港に帰港、本マグロを主体にキハダ、メバチなどの鮮魚を水揚げした。

 同月報によると、3月1か月間で本マグロは8・3トンが水揚げされ、仲買業者の仲介で東京・豊洲市場に送られた。単価はキロ3024円、総売上高は2510万6000円に達した。次に多かったのは生鮮キハダで1・7トンの水揚げ。単価740円、123万8000円となった。生鮮メバチの水揚数量は0・2トンと少なかったが、単価1438円、26万4000円と[....]