クロマグロ、佐渡で8日に最多380本

2020年6月10日

大漁のクロマグロに作業も大忙し

 初夏の風物詩である日本海のクロマグロ漁が各地で活発化している。遅れていた新潟・佐渡の定置網漁にも先週後半から入網が続き、マーケットには境港水揚げのまき網物も出回り始めた。いよいよ最盛期の様相だ。新型コロナウイルスの影響で回復途上の飲食店需要を盛り上げ、堅調な小売販売をさらに後押しするための活躍が期待される。

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 新潟県佐渡島沖の定置網による「クロマグロ漁」が最盛期を迎えた。8日には今シーズン最多となる約380本が両津地区春日のJF新潟漁連両津支所に水揚げされ、活気と歓声に包まれた。

 クロマグロは、イカやトビウオを追って群れで日本海を北上しているうちに、内海府漁業生産組合(本田裕敏組合長)が島北端の両津地区鷲崎と黒姫の沖合の2か所に仕掛けた定置網に掛かった。[....]