「漁する女子ジャパン」発足

2021年10月20日

メンバーと関係者が用宗魚市場を視察

 静岡・JF清水漁協用宗支所、TBTIジャパン研究ネットワークは、魚離れや漁業離れの食い止めなどを図るため「漁する女子ジャパン」を立ち上げ、17日に用宗支所で初会合を開いた。漁業とは縁遠かった幅広い年齢層の女子・女性を対象に、国内漁業と漁業地域を知ってもらう体験型教育プログラムという位置付けで、「日本の漁業におけるジェンダー問題を小規模漁業から率先して改善していく」ことを大きな目的に掲げている。

       ◇       ◇       ◇

 TBTIグローバルはカナダに本部を置く小規模漁業を研究する組織で、日本においても小規模漁業は「無視するには大きすぎる」として昨年7月、国内の小規模・沿岸漁業を研究するTBTIジャパンを立ち上げた。東海大学海洋学部の李銀姫准教授をコーディネーターに、行政や漁業者もメンバーに加わっている。[....]