[1114]太平洋まぐろ類保存委員会(ICCAT)年次会合の結果について

2022年3月10日

◆太平洋東資源は維持、西資源は増加で合意。

昨年11月15日から23日まで、大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)第27回通常会合(年次会合)がウェブ形式で開催されましたのでその結果についてお知らせします。

 会合には、日本、EU、米国、カナダ、中国、ブラジル、南アフリカなど50か国・地域の参加があり、わが国からは、太田農林水産省顧問(ICCAT政府代表、パネル2議長)のほか、水産庁、経済産業省、国際水産資源研究所などから関係者が出席しました。今回の年次会合の主な結果は次のとおりです。

 1.熱帯マグロ(メバチ、キハダ)の資源管理措置

 2022年以降の漁獲可能量(TAC)および国別割当量やまき網のFAD(集魚装置)規制などについて議論が行われました。メバチのTACは2021年の6万1500トンから2022年は6万2000トンに増加(わが国割当は前年と同様1万3979.84トン)し、キハダについては、2021年のTACを維持することとなりました(国別割当は設定されておりません)。また、2022年のFADs操業の禁漁期間は1月1日~3月13日で合意されました。(2021年:1月1日~3月31日)。

 2.大西洋クロマグロの資源管理措置

 2022年のTACとして、東資源は漁獲可能量3万6000トン(わが国割当2819トン)が維持されましたが、西資源については2021年の2350トン(わが国割当407.48トン)から2022年は2726トン(わが国割当664.52トン)に増加させることが合意されました。

 国別漁獲割当量は以下のとおりです。

(1)東資源の総漁獲可能量(TAC)(主要国)

 単位:トン

       2020年/ 2021年/ 2022年

TAC    36,000/36,000/36,000

うち日本    2,819/ 2,819/ 2,819

うちEU   19,460/19,460/19,460

うちモロッコ  3,284/ 3,284/ 3,284

 ※科学委員会の勧告を踏まえ、各年のTACをレビュー。

 ※各国の漁獲枠には移譲分を含まず。

(2)西資源の総漁獲可能量(TAC)(主要国)

 単位:トン

      2020年/   2021年/    2022年

TAC    2,350/   2,350/   2,726

うち日本     407.48/  407.48/  664.52

うち米国   1,247.86/1,247.86/1,316.14

うちカナダ    515.59/  515.59/  543.65

 ※科学委員会の勧告を踏まえ、各年のTACをレビュー。

 ※各国の漁獲枠には移譲分を含まず。

 3.北アオザメの資源管理措置

 資源の減少が懸念されている北アオザメについて、暫定的に2022年と2023年は船上保持を禁止とし、来年の年次会合において2023年以降も保持禁止を継続するか検討することとなりました。

 4.次回会合

 次回年次会合は、2022年11月に開始される予定です。   (水産庁国際課)