水産庁、サバ20年漁期TAC22万トン案を提示

2020年2月21日

水産庁は、20日から福岡で開催している「資源管理方針に関する検討会」で、サバ類日本海(マサバ対馬暖流系群およびゴマサバの東シナ海系群)の漁獲シナリオ案を提示した。シナリオの安全係数(β)を0・95とし、2020年漁期(7?6月)の日本の生物学的許容漁獲量(ABC)および漁獲可能量(TAC)として22万トンと設定。10年後に目標とする資源水準を目標としながら、現在の漁獲を維持できるシナリオで、きょう21日、関係者と本格的な議論を行い、シナリオを確定していく方針だ。

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 同シナリオでは、20年のTACは19年の26万トンからは減少するが、18年の漁獲実績(16万5000トン)は確保され、10年後の30年には年間約30万トンの漁獲が可能となる資源水準を目指している。[....]