都内でくじらフェス、飲食関係200人参加

2022年5月18日

新母船のポスターを前に鯨肉をPRする所社長

 共同船舶?(所英樹社長)は16日、東京・平河町のホテルルポール麹町で「くじらフェス TOKYO2022―鯨商品試食・展示商談会」を開催し、飲食店や卸関係者など約200人が参加した。鯨肉利用の裾野を広げ、鯨食需要の底上げを図る狙い。取り扱いがなかった飲食店でも調理ができるように一次加工品を多く紹介した。

 開催にあたり所社長は「クジラは大丈夫、復活する。今まで多くのプロモーションを通じてなじんでもらった。24年には新母船が完成し、30年間捕鯨を続ける」と今後の安定供給を確約。バレニンの抗疲労効果など機能性も紹介しつつ、「おいしいだけではなく、食べることで生態系のバランスが保たれる。『クジラを食べてSDGsに貢献しよう』。こうした鯨肉に対する社会の理念を浸透させたい」と展望を話した。[....]