JF勝連漁協、4年ぶり「もずくの日」開催

2023年4月19日

モズクのつかみ取りを行う参加者

 沖縄・うるま市のJF勝連漁協は16日、同市の平敷屋漁協で第18回「もずくの日」イベントを開催した。新型コロナウイルスの感染状況が落ち着きをみせ、4年ぶりの開催となる同イベントでは、参加者らによるモズクつかみ取りや早食い競争などさまざまな企画が実施された。

 上原勇行組合長の「もずくの日」宣言に続き、うるま市の中村正人市長は「昨年度は沖縄県のモズク水揚げが全国シェアの9割以上を占めた」ことや、文化庁が地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を指定する「100年フード」に同市勝連のモズク天ぷらが選ばれたことを報告。今後の同市のモズク養殖業のさらなる発展に期待を寄せた。

 イベントでは、一般の参加者によるモズクつかみ取りや早食い競争、流しそうめんのようにモズクを楽しむ「流しモズク」のほか、モズク漁船に乗って漁場を見学できる企画も実施された。イベントに毎年参加しているという沖縄市の50代主婦は、「勝連モズクのファンなので、4年ぶりの開催を心待ちにしていた。船上から実際にモズクが育っているところを見ることができて感激した」と喜びを語った。

 上原組合長は「新しいモズク加工施設が2025年に完成予定だ。より品質の高いモズクの生産に向け、さまざまな取り組みを進めていきたい」と意気込んだ。[....]