<水経・UMITO共催シンポ>浜田防衛大臣らが出席

2023年3月2日

あいさつする石破議員㊧と浜田大臣

 シンポジウム「若者が担う水産未来」に続く懇親会は、本紙安成就三社長が3年ぶり開催となった会への出席とシンポ開催への謝意を示すあいさつで幕を開けた。浜田靖一防衛大臣、石破茂自民党水産総合調査会長はじめ国会議員20人も出席し、盛り上がった。

 (株)UMITO Partnersの村上春二社長は事前に行われたシンポを「非常に刺激になった」と振り返り、これからも「現場との対話を大切にしたい」と方向性を示した。会場に設置したスクリーンには北海道、宮崎県、千葉県などの各地の若手漁業者からのビデオメッセージを上映。後継者問題や漁業の魅力を課題と指摘する内容に、会場からは拍手が起きた。

 石破会長は水産物の水揚量の減少、漁業者の減少といった課題に触れ「水産業が伸びる余地は十分にある」と可能性を示唆。JF全漁連の坂本雅信会長はITやスマート水産業、若手漁業者といったシンポのテーマを「時宜を得た企画」と評し、自らは「漁業者のために汗をかきたい」とした。

 浜田防衛大臣は「若い人が知恵を出してどう生き抜くのかが大事」と指摘し「若い先生が多く携わっている」と現状への理解を示した。大日本水産会の白須敏朗会長は改めて「人、船、資源が大切」と指摘し、乾杯の音頭を取った。

 全国漁港漁場協会の橋本牧会長が「まだ飲み足りないので乾杯!」とのあいさつで笑いを誘い、中締めとした。[....]