<商材・ホタルイカ>春到来!ホタルイカ消費拡大へ

2024年4月11日

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ホタルイカと菜の花炒め

 春が訪れて水揚げが本格化してきたホタルイカ。今年はイカナゴ新仔の水揚げがほとんどなく、そのほかの魚介類の水揚げもそれほど多くないため、季節商材としてのホタルイカの魅力が一段と高まっている。兵庫、富山とも昨年は漁模様は芳しくなかった。今年は、兵庫はほぼ例年並みの漁獲だが、生鮮出荷に加えて船凍での販売も進みバランスの取れた供給が続く。富山は今年は過去に例がない大豊漁。漁況予報でも大漁が予測された。イカ類としてみれば、近年水揚量の多くないケンイカ、ヤリイカ、スルメイカなどとは異なり、ホタルイカは比較的安定した単価で、春の水産売場に欠かせない商材になっている。濃厚なみそのうま味は、春の味わいとして消費者にすっかり認知されている。骨もなく、ボイルしてそのまま食べられるほか、一度凍結させれば刺身などでも食べられる。処理に手間がかからず和食・洋食・中華と簡単に調理できて人気は高い。今期も消費の拡大が期待されるホタルイカ。日本一の生産量を誇る兵庫県と、知名度ナンバーワンの富山県を紹介する。[....]