<商材シリーズ・カツオ>生販売、6月いっぱいが勝負

2021年5月13日

千葉・勝浦漁港での水揚げの様子(21年4月現地撮影)

季節を感じることができる貴重な刺身商材、近海カツオのシーズン本番となった。昨年に続いて新型コロナウイルスの影響が色濃い中で、どのように消費者の元へ届けていけばよいのか。ここまでの販売動向と今後の見通しを、豊洲市場の鮮魚業会の所属で近海カツオを長年取り扱ってきた、水産仲卸・三富新開水産の森清朗社長に聞いた。主要な産地からの最新の情報と併せて紹介する。

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「生鮮カツオの販売は6月いっぱいが勝負」と話す森社長。通年の漁獲が見込めるとはいえ、ボリュームがまとまるのは魚群が北上してくる春から秋にかけて。中でも前半戦の5?6月に特に注目が高まる。[....]