全水卸組連トップに就任、早山豊新会長インタビュー

2017年8月22日

「市場法改正対応に全力で取り組む」などと抱負を語る早山新会長

水産仲卸の全国団体、全国水産物卸組合連合会(全水卸組連)第6代新会長に7月、築地市場の東京魚市場卸協同組合(東卸)理事長の早山豊氏が就任した。「水産仲卸という中間セクションが絶対に必要だということを示したい」と意気込む早山新会長にインタビューした。

 早山理事長 就任直前、大阪での正副会長会議に初めて出席した時は、すごく熱の入った議論が交わされ、非常にいい刺激と勉強になった。

 卸売業者との関係性、売買参加者の有無、産地市場的性格を帯びているか否かなど、築地と各市場の違いは聞いているし、ある程度は理解しているつもり。しかし、今回は卸売市場法改正という共通テーマができた。まず自分らが「水産仲卸」であるとの大前提の意識がより強まったのではないか。その部分を大事にしたい。くつかの問題はすべてリンクしている。いずれも市場流通をきっちり守り、水産仲卸の存在価値を今以上に高めることが問題解決につながるように思う。

 (市場法改正については)水産仲卸としても、場外と競争するくらいの感覚で構える意識改革は大事。ただ、制度として第三者販売の原則禁止は残さなければならないと考えている。[....]