23年漁期、サンマTAC11万8131トン

2023年4月17日

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サンマ2023管理年度(1~12月)のTACおよび配分案

 水産庁は13日、サンマの2023管理年度(1~12月)漁獲可能量(TAC)変更に関する意見交換会を、同庁会議室でウェブを併用して開催した。暫定値として前年と等量で設定していた15万5335トンから、24%(3万7204トン)減の11万8131トンを提案。3月の北太平洋漁業委員会(NPFC)年次会合で採択された保存管理措置による変更で、1997年のTAC設定以降、最も少ない。

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 今管理年度のサンマTAC案は、NPFCで合意した新たな総漁獲可能量に基づく。条約水域(公海)における23年の加盟国総漁獲量は15万トン(21~22年は19・8万トン)で、国別漁獲上限は18年の実績の45%と決めた。日本は同年、4万6859トンを水揚げした。そのため日本漁船の公海の漁獲量は2万1087トンになる。[....]