道東沖まき網漁、大詰め

2021年10月29日

 道東沖でのまき網操業が終盤を迎えている。マイワシの累計漁獲は今期も20万トンを超えたが、昨期に比べると漁獲ペースは遅く、漁期が終わる今月末までに漁獲枠の約25万トンを消化できるかは微妙な情勢だ。

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 北海道まき網漁業協会(釧路)によると、26日までのマイワシの漁獲は約21万8000トン。27日は5000トン前後の漁獲が見込まれ、これを合算すると累計はおよそ22万3000トンとなる。2019年(21・8万トン)、20年(24・8万トン)に続く3年連続での20万トン超えを果たしたが、今期は魚群が薄いとされ、一日の漁獲ペースも多い日で5000トン、少ないと1000トン未満と安定していない。 [....]