道秋サケ来遊3000万尾突破

2022年11月14日

 北海道連合海区漁業調整委員会が10日に発表した10月31日現在の道内秋サケ漁獲速報によると、全道の秋サケ漁獲尾数は前年同期比73%増の2797万尾となった。北海道さけ・ます増殖事業協会によると、10月30日現在の全道の秋サケの河川捕獲数は約300万尾で、沿岸漁獲と河川捕獲を合わせた「総来遊数」は2015年以来7年ぶりに3000万尾を突破した。

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 魚価が高水準にあることから漁獲金額も伸長し、41%増の608億円と600億円を突破。道によると同速報の記録が残る01年以降で最多となった。

 10月下旬(21?31日)の沿岸漁獲は236万尾で前年の同じ時期の3・2倍だった。すでに盛漁期を過ぎ、10月中旬(508万尾)からはさらに失速したが、近年の中ではなお高水準の漁獲を示した。[....]