道日本海ニシン好発進 石狩、昨年の2倍以上

2024年2月6日

 1月下旬からスタートした北海道日本海沿岸の石狩、小樽のニシン刺網漁は、先週からまとまりをみせ、特に石狩は前年を大きく上回る好調な滑り出しとなっている。消費地卸売市場にも前年を上回る生鮮ニシンが入荷、量販店などに重宝される一方、さらなる販路拡大の必要性も指摘される。

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 産地関係者によると、同漁は1月21日のJF石狩湾漁協・石狩、厚田両地区での初水揚げを皮切りに始動。シケで阻まれる場面もあったものの、1月最終週になってからまとまりをみせ、石狩、厚田、小樽で一日当たりそれぞれ数十トン規模の漁獲を記録した。1月末時点の累計水揚げは石狩湾漁協が概況値で前年の2倍以上の約400トン、JF小樽市漁協が前年並みの110トン、両漁協合わせ500トン超と、少なくても過去5年の同じ時期としては最もよいスタートとなっている。[....]