過去最大規模のSEG開幕、日本産水産物を世界に猛アピール

2024年4月25日

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初の試食プロモーションを実施

 スペイン・バルセロナで23日(現地時間)、世界最大級の水産見本市「シーフード・エキスポ・グローバル(SEG)2024」が開幕した。会場は前回に比べ4%広い5万1248平方メートルに拡大し、過去最大規模となった。中国やロシアなどが日本産水産物の禁輸措置を継続する中、日本勢は会場入り口にジャパンパビリオンをアピールする大型の縦看板を設置するなど、来場者に存在感を示した。

 第30回の節目となった今年は、出展企業数が87か国・2244社に増えた。国・地域ごとのパビリオン数は計67となり、来場者数は前回の3万3000人を上回る見通し。主催者は同見本市開催による地域への経済効果を1億5600万ユーロ(約257億円)と算出している。

 国・地域ごとのパビリオンでは、ノルウェー、アイスランド、フランスなど欧州勢が豊富な水産物を紹介した一方、中国やベトナムなどアジア勢も大規模なブースを展開した。[....]