豊洲千客万来、多種多様さへの評価じわり

2024年2月22日

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食楽棟「豊洲場外 江戸前市場」の中央を通る「豊洲目抜き大通り」は多くの人で混雑

 2018年10月の東京・豊洲市場開場から約5年遅れて開業した場外エリアの賑わい施設「豊洲 千客万来」が2月1日に開業して約3週間が経過した。食楽棟と温浴棟から成る施設は「一日2万人近い人々が訪れている」(市場関係者)うえ、人通りの少なかった平日も市場周辺が混雑するなど注目を浴びている。一方で、場内と連携した取り組みが足りないことを嘆く声もある。

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 木造建築で江戸の街並みを模した食楽棟「豊洲場外 江戸前市場」には約70店舗が軒を連ねている。開業当初は海外の訪日観光客向けの一部メニューが「インバウンド価格」なことばかり話題となり悪目立ちしたが、ここにきてじわりとさまざまな客層が楽しむことができる多種多様なテナントもあるという、好意的な評価も出てきている。[....]