正式名称「豊洲 千客万来」に 万葉倶楽部、9月末に竣工

2023年9月14日

新たに公開された食楽棟のイメージ。背後にそびえるのが温浴棟

 東京・豊洲市場のある6街区の場外で都から「千客万来施設事業」を請け負って来年2月1日の開業に向け建設を進めている万葉倶楽部(株)(神奈川・小田原市、高橋理社長)は13日、新エリアの正式名称を「豊洲 千客万来」としたことを明らかにした。同エリアを構成する主要2施設の温浴棟「東京豊洲 万葉倶楽部」と食楽棟「豊洲場外 江戸前市場」は9月末に竣工。公式アンバサダーに歌舞伎役者の中村獅童さんが就任することも発表した。

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 正式名称の発表と併せて、江戸の街並みを再現した商業施設である食楽棟「豊洲場外 江戸前市場」の目玉、「目利き横丁」や「豊洲目抜き大通り」のテナントの一部を先行公開した。

 いずれも江戸時代の活気あふれる市場を再現した2階部分に位置。「目利き横丁」では、仲卸が目利きした新鮮な旬の食材や珍味を、食べ歩きやカウンターで楽しめる。市場内の老舗水産仲卸の(株)水長水産が運営する海鮮炉端焼き店「漁火(ISARIBI)」が出店を予定しているという。[....]