能取湖でホタテ稚貝が大量死

2023年4月5日

北海道オホーツク地区の能取湖(網走市)で育成されていたホタテの稚貝約2億粒のうち大部分が斃死していることが判明した。JF西網走漁協によると、9割は紋別など他漁協への販売分で、この春に地まきされる予定だった。

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 稚貝は昨年9月に本分散され、養殖かごで育成中だった。昨年11月下旬に行った調査では生育に問題はなかったという。今年3月23日の海明け後、刺網を刺しに行った漁業者が、稚貝養殖施設の浮き玉の異状を発見。確認したところ、大量斃死が判明した。

 同漁協によると、斃死は現在も進行しており、「ほぼ全滅」。仮に生残したとしても、「きちんと成長するか分からないので、出荷できない」としている。[....]