第24回シーフードショー/変化超え、新たなもの探し

2022年8月30日

久しぶりに試食も充実したシーフードショー

 大日本水産会主催の第24回ジャパン・インターナショナル・シーフードショーが26日に閉幕した。新型コロナウイルス感染対策を施した中で2年ぶりに開会式も行われ、随所で試食も行われるなど新型コロナが流行する以前の展示会に近い形を取り戻した。

 コロナ以前の規模には届かず、かつてのように巨大ブースが並ぶ状況はなかったものの、水産大手企業3社も3年ぶりにブースを出展。来場者も3日間で昨年より7000人以上多い1万8000人を超え、試食が各所で行われる、展示会らしさを取り戻した。

 3年ぶりに出展したマルハニチロは、これまでの商品を前面に出す手法をやめた。「モノ」から「コト」へ大変革しようとする会社の姿勢を大画面動画やパネルを使ってビジュアルで見せる新たな展示を展開。説明者にあえて入社したばかりの若手社員を登用し、社内外に向けて会社のエネルギーを伝えた。[....]