稚マコガレイを豊前海へリレー放流、海づくり大会関連行事

2023年6月6日

買い物やイベントと一緒に放流にも携わった参加者たち

 大分・宇佐市の長洲漁港で5月28日、来年秋に開催する「第43回全国豊かな海づくり大会」関連行事のリレー放流が開催された。水揚げされたばかりの魚介類や水産加工品を販売する「浜の市」に合わせた企画で、来場した子供たちとマコガレイの稚魚約300尾を豊前海へ放流した。

 第7回となるリレー放流は「浜の市」および市内7つの酒蔵が集まる「宇佐で角打ち酒蔵まつり」の同時開催日に合わせており、両イベントを楽しみに来場した小学生20人と、その保護者が参加。長洲漁港内の浮桟橋に係留した漁船から港内へ、マコガレイ稚魚を放流した。

 放流前には、JFおおいた青年部宇佐支部の山田和幸支部長による水産教室が開催された。小型底びき網漁業に従事する山田支部長は、青年部の活動でも放流事業に携わるほか、ガザミ(ワタリガニ)は体長制限や抱卵個体の再放流などを行っている。「獲るだけでなく、守り、増やす取り組みを進めている」と解説した。

 同日は是永修治宇佐市長も参加した。「魚が大きく育って、豊かな海になるよう願いを込めて放流しましょう」とあいさつするとともに、2024年に大分市と別府市で開催される海づくり大会の周知にも努めた。[....]