牡蠣-1GP初開催、全国44生産者の頂点決す

2024年2月27日

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門林代表理事(前列㊨から2人目)と、生食部門優勝の播磨灘・山根氏(その㊧)、加熱部門優勝の田丸氏(その㊧)

 カキのおいしさを競う第1回「全国牡蠣―1(カキワン)グランプリ」(主催・〈一社〉全国牡蠣協議会、門林一人代表理事)が23、24日の両日、東京・豊洲市場管理施設棟で開催された。生食部門は(株)播磨灘(産地=兵庫・姫路市)の「キューティーカキー」、加熱部門はJF岡山漁連(備前市)の「岡山かき」がグランプリに輝いた。決勝戦は優劣を付けることに審査員が悲鳴を上げるほどの接戦であり、「世界に誇れる日本のカキだ」との声も上がった。

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 同グランプリはカキの品質向上や消費量を高める啓発活動を目的に、昨年6月に設立された同協議会が初開催した。生食部門32、加熱部門12の生産者が参加した。

 予選の審査は生産者自身が実施。グループ分けした班と別のカキを食べ、「こういうカキを作りたい」との視点で評価した。味や食感、香り、喉越しのほか、殻の形も加点対象とする生産者もあった。準決勝は卸売業者や飲食店関係者が、「こういうカキを売りたい」のテーマで品評しる。[....]