渡島ホタテ、計画16%減

2023年1月27日

2023年度噴火湾ホタテ加工貝水揚げ計画

 来月から本格始動する北海道噴火湾渡島地区のホタテ加工貝の今シーズン(2022年10月?23年5月)の水揚げ計画は、管内6漁協(長万部―鹿部)合わせて前年実績比16%減の4万1000トンとなった。一部地区での斃死や生育遅れなどから、4年ぶりの減産を見込む。先行して水揚げが始まっている胆振地区(JFいぶり噴火湾漁協)の計画は8700トンで、これを合わせた両地区合計は12%減の4万9700トンとなる。

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 渡島の計画は各漁協が聞き取りやサンプル調査に基づいて算出した現時点での見込みで、25日に函館で開かれた噴火湾地区の生産、加工関係者の会議で報告された。

 漁協別の計画は別表の通りで、八雲町を除いていずれも減産の見込みとなっている。JF森漁協では「一部の漁家で斃死がみられたため、堅めに見積もった」と説明、JF落部漁協は「(耳吊り)一本当たりの目方(重量)がかかっていない」と、生育遅れも減産の一因に挙げている。[....]