海水養殖魚バラマンディ、年間100トン目標に販売開始

2023年8月2日

養殖場にはまだ余裕がある

 丸紅(株)は新しい白身の養殖魚として、ベトナム産の海水養殖バラマンディ(ミナミアカメ)の輸入販売をスタートさせる。おいしさと水産養殖管理協議会(ASC)認証を両立するアイテムとして、初年度となる今年に100トンの扱いを目指している。

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 国連食糧農業機関(FAO)の統計によると、2021年のバラマンディの生産量は約17・8万トン。ベトナム現地の養殖会社、オーストラリス社の生産量のほとんどは米国向けに「高級魚」として輸出され、飲食店だけでなくスーパーでも販売されている。さらなるマーケット拡大を目指して日本向けの販売をスタート。過去に輸入を試みた企業もあったというが、丸紅によるとコンスタントな搬入は現在はなく、同社としての扱いは初めて。[....]