東京聖栄大が豊洲市場見学

2023年3月13日

越虎の店頭で栗原社長のマグロ談議に耳を傾けた大学の関係者

 東京・豊洲市場の464の水産仲卸でつくる東京魚市場卸協同組合(東卸、早山豊理事長)は9日、場内に東京聖栄大学(田所忠弘学長)の教員13人と学生7人の合計20人を招待し、豊洲市場の施設見学と意見交換会を初開催した。食品を専門に学び、研究する東京聖栄大関係者は、世界最大の魚市場の現場を堪能し、今後のコラボの可能性を探った。

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 一行は2班に分かれ、7街区にある管理施設棟から午前9時前に見学を開始。東卸職員の案内で、水産卸売場棟の水産卸売場、連絡通路を渡って6街区の水産仲卸売場棟の水産仲卸売場、屋上緑化広場などを順に巡り、一般見学では立ち入りができないエリアも含め、働く人々や多種多様な魚にあふれた活気ある場内の様子に触れた。

 水産仲卸売場では、組合の広報文化委員会に所属する(株)越虎(大物業会所属)の栗原豊社長と、(有)扇留(特種物業会所属)の小室晃一社長が店頭で見学者対応にあたった。参加者の多くが流通の仕組みより食材としての魚に対する関心が高かったことから、質問は魚そのものに対する内容がほとんどとなった。[....]