2022年5月31日
夏の訪れを告げる香魚が、今年も旬を迎える。この2年間、新型コロナウイルス感染症の影響で苦戦したアユ業界。今年は、経済活動が再開し始め、観光、レジャーなどの消費に大きな期待がかかる。アユ養殖業界の全国組織、全国鮎養殖漁業組合連合会(全鮎連)の木村泰造会長のインタビューのほか、各市場の動向などを紹介する。
直近10年間のアユ生産量は減少傾向にあり、2018年は4310トンで、17年まで維持してきた5000トン台を割り込んだ。直近の21年は3907トンと、5年連続の減少で3000トン台まで減少する結果となった。[....]