小坪漁協で小学生親子が漁業体験  

2023年9月8日

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刺網からイセエビを外す児童

 水産庁の「海業振興モデル地区」に選定されている神奈川・逗子市にあるJF小坪漁協(大竹清司組合長)は3日、「漁師のお仕事をしよう! 刺網漁業に挑戦」を実施した。小学生の子供をもつ親子7組が参加し、刺網に掛かった魚外しを体験、漁業への理解を深めた。

 仕事体験の内容は、「漁師がけがをして逗子市内の店に卸す魚が足りない」というストーリーにしたことで、児童らにミッション感をもたせている。船に乗り込み、刺網に掛かったイセエビやマダイ、ホウボウなどを網から外す作業を手伝った。

 実際に仕掛けた網には、クサフグが掛かっているのが多く、漁業者は「網を食い破り、ほかの魚も食べてしまう存在だ。傷付いた魚は商品価値が落ち、販売できない」と、児童らに伝えた。

 市内から訪れた親子は、「実際の漁業ではいろいろな魚が漁獲されることや、環境の変化で獲れる魚種が変わっているということを初めて知った」と、漁業への理解を深めた。[....]