宮城・塩釜市の中学生、魚食の魅力に瞳キラリ

2023年11月10日

高校生に教わって三枚おろしに挑戦

 塩釜市魚市場のキッチンスタジオで3日、地元の中学生を対象に「日本さばける塾」と銘打った特別授業が行われた。その名の通り、専門家らが魚の捌き方を手ほどきする内容で、プロの料理人を目指す高校生がアジの三枚おろしを熱血指導したほか、ベテラン卸売人が生メバチの地域ブランド「ひがしもの」を豪快に解体。ツミレ汁やマグロ丼などの試食も振る舞われ、世界を魅了する日本の魚食文化に、生徒らの誰もが目を輝かせた。

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 日本財団、市水産振興協議会、東北放送(株)が共同展開する「2023海と日本プロジェクト」の第2弾。9月に完了した「ひがしもの大漁旗」の作成事業で、デザイナーの大役を担った市立第二中の美術部員18人が授業を受けた。講師役は市と包括連携協定を結ぶ明成高校で学ぶ3年生6人、みなと塩釜魚市場の岩本宣幸市場一部長らが務めた。[....]