八戸、船凍スルメイカ水揚げ終了

2023年3月8日

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八戸における船凍スルメイカ水揚げ推移(6月~翌3月)

 八戸魚市場で4日、2022年シーズン(22年6月~23年3月)の締めくくりとなる中型イカ釣り船の入札が行われた。10隻分、約1万3000箱(一箱約8キロ)で、一本凍結(IQF)の23~25尾サイズに今期最高値となる箱当たり1万1750円が付いた。今期の累計水揚げは数量が前期比4割減、単価は6割高と品薄高が加速したほか、IQFの生産比率が9割に上り、ブロック製品からの生産シフトの傾向が鮮明となった。

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 2月まで日本海の九州沖で操業していた中型船計17隻が順次帰港し、船内生産したIQFやブロックを2月27日を皮切りに順次水揚げ・販売した。漁獲が低調だったことに加え、多くの船は2月に入って三陸沖から日本海に回航し、操業期間が限定的だったこともあり、一隻当たりの上場量は多い船でも3000箱台、少ない船だと1000箱未満と低水準にとどまった。[....]