全国一斉海浜清掃、厚岸町で旗揚げ式

2023年5月19日

バラサン岬での海浜清掃

 第42回全国豊かな海づくり大会北海道大会開催記念「全国一斉海浜清掃旗揚げ式」が13日、釧路管内厚岸町で行われた。

 9月16、17日に厚岸町で開催される全国豊かな海づくり大会の機運醸成と海浜清掃活動の全国的な普及を図ることが目的。今回は「厚岸湖・別寒辺牛湿原」が1993年にラムサール条約登録湿地に指定されたことを契機に始まり、今年で30回となる「厚岸町クリーン作戦」の開会式と合同で行われた。

 開会にあたり、若狭靖町長は「海づくり大会の開催に伴い、本日は湿原清掃と併せ、バラサン岬の海浜清掃も実施する。大会に向けて一緒に機運を盛り上げていきたい。厚岸町は漁業と酪農の一次産業のまちであり、一次産業を守るためには環境保全がとても重要。一層の協力を心からお願いする」とあいさつ。

 水産庁の諸貫秀樹漁場資源課長も出席し、「海浜美化への取り組みがますます盛んになり、豊かな海や自然がいつまでも守られることを期待する」との神谷崇長官のメッセージを紹介した。

 海と渚環境美化・油濁対策機構の坂本幸彦専務の環境美化宣言のあと、出席者のうち約40人が厚岸町観光十景の一つでもあるバラサン岬に移動し、海浜清掃を実施。当日は晴天に恵まれ、約1時間かけて海岸に漂着しているプラスチックゴミなどを回収した。[....]