三井物産、コスト大幅減の超集約エビ養殖

2022年5月24日

ミン・フー・キエンジャンの養殖池

 三井物産はベトナムの関連会社で従来よりも稚エビの池入れ尾数を大幅に増やし、コストを従来の3分の1程度にまで抑えられるとする超集約養殖(スーパーインテンシブ)の確立に取り組んでいる。2月まで現地企業の副社長を務め、帰国してからは三井物産の水産事業室長に就任した鈴木義明氏は「ベトナムでの生産体制はあと1?2年で確立できる」との見込みを明らかにした。

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 三井物産は2019年にベトナム最大級の水産会社ミン・フー・シーフード(株)(MInh Phu Seafood Joint Stock Company)に35・1%を出資し、連携を深めている。[....]