ホテル三日月が陸上養殖、バナメイなど5万尾を池入れ 

2024年4月11日

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エビの陸上養殖事業のイメージ

 (株)ホテル三日月は6日、クルマエビとバナメイエビの陸上養殖に挑戦すると発表した。同社によると、国内リゾートホテルとしては初の試みという。同日に披露された千葉・木更津市にある自社の技術開発の実験場「再エネパーク」に設けられた養殖場で稚エビの池入れを開始し、6月の初出荷を目指す。

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 「再エネパーク」のビニールハウスには直径5メートルの円形水槽10基と、直径4メートルのリザーブ水槽2基を設置した。バイオフロックと閉鎖循環式陸上養殖(RAS)の2つの養殖方式で、合わせて5万尾を飼育している。

 水揚げが始まれば自社ホテルへの供給だけでなく、地元を中心とした外販も考える。今後は「再エネパーク」を拠点とした各ホテルへのエビの供給や、ホテル周辺の耕作放棄地での陸上養殖も検討する。[....]