マルハニチロ 紀文食品と資本業務提携

2024年3月27日

 マルハニチロ(池見賢社長)は25日、ねり製品メーカー最大手の(株)紀文食品(堤裕社長)から、同社の発行済み株式総数の9・9%に当たる226万1200株を28億2000万円で取得し資本業務提携を行うと発表した。国内外でスリ身を使った製品の拡販や共同の研究および製品開発のほか、物流の効率化などを図り、さらなる市場開拓とスリ身事業の強化を加速させる。

       ◇       ◇       ◇

 業務提携では、国内事業における製品の開発、製造、販売ならびに研究開発、物流を想定し、コスト削減にもつなげる。

 マルハニチロは常温・冷凍分野、紀文食品は冷蔵・チルド分野と相互の強みをもつ。特に、相互の製品群がそれぞれにもつ商流などの強みを生かした相互の拡販に加え、両社の研究開発部門の協業による研究開発(R&D)も加速させる。メーカーにとってコスト増が想定される物流面でも、物流網の相互活用による効率化およびコスト削減も実施する。[....]