シーフードショー開幕、内外から商品や技術集結 25日まで 

2023年8月24日

鏡開きを行う野中副大臣(㊨から2人目)、枝元会長(その㊧)、西村大臣(㊧から3人目)

 大日本水産会(枝元真徹会長)主催の第25回「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」が23日、東京・有明の東京ビッグサイト(東棟5・6ホール)で開幕した。前年比1・3倍の2万5000人の来場を目標としている。

 開会式には枝元会長や野中厚農林水産副大臣、西村康稔経済産業大臣、森健水産庁長官、坂本雅信JF全漁連会長のほか池見賢マルハニチロ社長、浜田晋吾ニッスイ社長、井上誠極洋社長、松本和明ニチモウ社長らが出席し、鏡開きを行った。

 枝元会長は「コロナ流行前の規模に戻り、海外バイヤーも多数参加するなど『インターナショナル』にふさわしいショーに戻ってきた。多数の商談につながることを期待している」とあいさつ。

 来賓の野中副大臣は「日本産水産物の魅力、優れた商品や技術が国内外のバイヤーの目にとまり、消費拡大や輸出促進につながることを期待する」としたうえで、多核種除去設備等処理水(ALPS処理水)の海洋放出について「現場の水産業者に寄り添った対策の実施に万全を尽くす」と話した。

 西村大臣は「三陸常磐ものの水産物を安心して多くの人に食べてもらいたい。持続的な漁業や水産大国日本を維持できるよう全力で応援していく」と述べた。

 今年は国内40都道府県、海外16か国・1地域から320社(共同出展を除く)が出展。小間数は昨年から300件以上増加の1267小間となっている。「すしEXPO」「鮮度流通技術展」「水産エコラベルコーナー」など8つの展示も同時開催する。[....]